DANCE OF BOΦWY公演

 

日本に比べ欧米では、エンタテインメントにおけるダンスの割合が多く、それは人々の生活にも根付いた文化であるため、芸能・演劇・ミュージカルなど様々な形でダンスコンテンツが興行されてきました。

 

例えばダンスアーティストという言葉は今でこそ国内でも使われていますが、元々はアメリカでマイケルジャクソンに代表されるような「ダンス一体型の演出」で成り立つミュージシャンがそのように呼ばれ多く存在し、昨今の日本でもダンスブームと相まってダンスアーティストが増えていきました。

アメリカの後追い感が否めない日本のエンタメ産業ですが、かつてクイーンの楽曲を使用した劇団が来日した時のように、特定のアーティスト楽曲をフィーチャーするスタイルも何かしら流行する日が来るかもしれないと思っています。

 

日本一有名な伝説のバンドBOOWYの楽曲をダンスで表現したい…その思いはプロダンサーとして独立した当時から温めていた1つのアイデアでした。

 

ダンス業界以外で私を知る人は殆どいませんが、現在に至るまでにテレビCMやミュージックビデオなどで映像作品に携わり、同時にヒップホップの世界大会を目指したり、ダンス技術を追求する現役時代を過ごしてきました。

 

ですが、人生の節々で聴いていた音楽は常にBOOWYでした。

 

そう私自身が中学時代にBOOWYと出会い、今でもかなり傾倒したヘビーリスナーなのです。

聴くたびに熱いものが込み上げる楽曲の数々は、体が資本であるダンサーの自分を常に若く保ち、本番前には刺激を与え、辛い時には疲れを癒してくれる心の拠り所でもあります。

 

私のようなBOOWYファンは特に40代より上の人たちに多く、今でも時々リニューアルされるCDやライブ映像を心待ちにし、氷室京介(Vo)や布袋寅泰(Gu)がソロコンサートをすれば瞬く間にチケットは完売…解散後10年を経て発売されたベストアルバムが150万枚以上を売り上げることなどからも分かる通り、我々の心に内在しながらいつも輝き続ける伝説なのである。

 

2005年以降はYouTubeが主要な動画プラットフォームとして世界中で親しまれ、そこでは演奏のコピーや歌ってみた等、最近ではDEMO音源までも!BOOWY関連動画は枚挙にいとまがなくPV数も凄いのだが、唯一ダンスだけが存在しない。

HIPHOPやR&Bであれば現代的ダンスとの親和性も高く、多くのダンサーが使用するであろう音楽ジャンルなのだが…

 

しかし実は4thアルバムの「JUST A HERO」においては非常にダンサブルで多彩なリズムが組み込まれており、コレオグラフィー(振付)を生業としている私にとってはダンス制作の恰好の的であり、いつからかその意欲を駆り立てられて止まなかった。

 

BOOWYで踊ること…

体力・肉体的にも自身がステージに立って踊ることができる最後になるであろうプロジェクトが「DANCE OF BOOWY」です。

そしてこの企画書はダンス界ではおそらく初めてとなる、政府支援の事業再構築補助にも採択され、事業対象となる埼玉県の【RAZARISダンス&フィットネス大宮】が活動拠点となり、劇団ラ座も発足されました。

 

2023年春から夏にかけて「JUST A HERO」ダンスver.がYouTubeを皮切りに解禁され、秋冬にかけては大所帯を率いたDANCE OF BOOWY公演が行われます。

TAIKIとTAKA-KIが中心となり出演し、楽曲ごとにダンススタイルが変わっていく全く新しいタイプの本公演…まさに"どこにも属さない Φ"私たちの感性を大成すべく、これからリハーサルを進め、皆様を最高に楽しいDANCING IN THE PLESURE LANDの世界へと誘います♪

  

【劇団ラ座 代表 橋詰大樹】

 

 

 

BOΦWYとは?

【出典:HMV&BOOKS online】

現在数多く活動するロックバンドのロールモデルともいえる最高のロックバンドBoowy。1981年に結成し1988年には解散と、実質7年間の活動で幕を閉じた彼らだが、その輝かしい歴史は、80年代を一気に駆け抜けた。
今から思えばその80年代は音楽シーンの分岐点ともいえる時代だった。様々な音楽がシーンに登場しては消えていき、力のあるジャンル・アーティストだけがサバイヴしていった。そんな入り乱れた音楽シーンのなかで、それまでアンダーグラウンドなものであったロックサウンドが、一気にメジャーなオーバーグラウンドな環境に飛び出していったのもこんな時代だった。
そんな中登場したBoowyはロックサウンドを基本としていながら、どこにもカテゴライズされない存在であった。誰にも屈することなく、どこにも属さない。小さなライブハウスから現れた彼らは、コアなリスナーをどんどんと取り込みながら、その規模を拡大していった。

【中略】
強大化していくBoowyシンドロームは、No.1ロックバンドの称号を彼らに与えた。そんな中87年に発売されたシングルマリオネットが初のシングルチャート1位を獲得。精力的なライブ活動を展開し、7月31日と8月7日、Case Of Boowyと名付けられたこのコンサートでは、デビューから87年までのナンバー全曲を、4時間ぶっつづけで演奏するという前代未聞のライブを成し遂げ、ファンのみならず関係者をも驚かせた。 この年の9月にリリースされた7枚目のアルバムPsychopathは、総売上げ80万枚を記録。チャート誌では当然のように首位を獲得した。秋からはツアーを開始。ところがツアー終盤になって、バンドの解散説が周囲に流れ始めた。そしてファンの否定をよそに、12月24日、ツアーの最終日となった渋谷公会堂のステージの上で正式な解散宣言が行なわれた。 のちにライブ映像1224としてリリースされている。

翌88年、クリスマスの解散宣言を受けて、ファンへの最後の挨拶として完成直後の後楽園ドーム『Big Egg』において2日間のLast Gigsを行なうというものだった。2日間の入場者数約95000人分のチケットはたったの10分でソールド・アウト。チケット入手のために殺到した電話で、文京区の電話回線がパンクするなどの騒ぎもあった。そして4月4日と5日、BIG EGGにおける最後の熱狂ともいえる2日間を終えてBoowyはひとりひとりが新たな伝説を作り出すため、その姿をステージの中に消した。

【後書】

その後、解散10年目に発売されたベストアルバム「THIS BOOWY」がオリコン1位、さらにその15年後の「THE BEST "STORY"」も1位という、解散から20年以上経過したグループによる首位獲得はビートルズ以来史上2組目で、日本人としては初の快挙となる。

 


Headline 1

劇団ラ座ではBOOWYのアルバム「JUST A HERO」の曲を中心に公演を行います。

Headline 2

音楽に一番元気があった80年代。

ロック最盛の時代に一大ブームを巻き起こしたバンドの楽曲は、意外にもダンサブルであった…

Headline 3

現在でも楽器のコピーや、歌ってみた動画により高いPV数が出してしまう不朽のコンテンツ…故に語り継がれる「伝説のバンド」を日本のプロダンサーが全身全霊をかけて表現。

一体どのようなものになるのか!?

前代未聞の試みが2023年に始動する。


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